在宅ワークとは、オフィスなどに出社する事なく、自宅で働く働き方の事です。
働き方改革による在宅での働き方を積極的に取り入れようという政府の方針もあり、世の中の在宅ワークに対する関心は日々高まっており、導入する企業も増えています。
在宅ワークの最大のメリットは、通勤時間が無くなる事です。
それは、単純に、時間短縮が出来るメリットだけではありません。
出勤時間に遅れないようにという焦りや、人々が足早に行き交う混雑の中移動するストレス等、いつの間にか溜まっていく脳疲労の蓄積を避ける事にも繋がるのです。
仕事をするに当たって、脳疲労は大敵です。思考、作業効率を著しく下げる要因を避けられるのは、とても大きなメリットなのです。
脳疲労つながりで言えば、人間関係の摩擦を避ける手立てにもなり得るので、仕事のみに集中できる事もメリットの一つです。
人の脳は、無意識のうちに様々な刺激を日々受けていますが、特別トラブルが無くとも、相手の顔色が気になってしまうタイプの人は意外と多いものです。
そのような対人関係による脳疲労を防ぐことが出来るので、在宅ワークには仕事のモチベーションを持続させるメリットもあるのです。
さらにメリットを挙げるなら、家庭と両立しやすい事です。家庭には、それぞれに様々な事情から、オフィスワークが難しいという人がいます。
例えば、育児や介護などは、預けるにはお金もかかり、施設を探す労力、預けたとしても急な病気などの不測の事態が起きた際の対処など、様々なハードルがあります。
しかし、在宅ワークなら、家庭の事情に合わせながら働く事ができます。
働きたくても働けない、社会と繋がっていたい育児、介護世代の方々はたくさんいます。
思っていたように産休明けに出社できなかったり、終わりの見えない介護で働くことを諦めざるを得ない人など、社会にとっても、せっかくの働く意欲のある人材を手放す事を避けられます。
家庭と両立しながらのオフィスワークで一番悩むのは、不測の事態に対応せざる得ない事態が起きた時、職務に支障をきたす事で感じる罪悪感と周りの働く人々との摩擦によるストレスです。
職場に迷惑をかける罪悪感無しに働けるというのは、本人にとっても、働く周りの人々にとっても精神衛生上とても良いことです。
これらのことから、在宅ワークにはたくさんのメリットがあり、これからの働き方として、さらに積極的に導入されていく事で、働く人材が増えていくでしょう。